どうやら事実上子ひつじの続編のようなものらしいと聞いて速攻入手
ちなみに子ひつじで一番好きなのはサキ姉でございます。
双子ちゃんヒロインがかわいいが主人公が冴えない男子という今時実は珍しいのでは?と思いかけたがまあ世間一般では普遍的なのだろうなと思い返す
というわけで百合じゃないので一応異性愛注意と
読んで早々にこれ子ひつじっぽいけど子ひつじじゃねーなとふと(あたり前田のクラッカー)
いわゆる「日常の謎」系統の作品という点では子ひつじと同様だが子ひつじと違って安楽椅子探偵っぽさは薄いように見えてやっぱりあちこち動き回るわけではないから安楽椅子探偵なのだろうと思う。あとこの手の作品は殺人はまず起こることがない代わりに謎自体にバリエーションがあってそこが面白いところであると思っているがまだ2巻だしマンネリ感は薄いけどだんだん「事件」の規模が大きくなっているようで続けていくとちと辛そうだなとも感じる。推理小説のお約束についてメタ的におちょくる程度の余裕はあるっぽいのでしばらくは大丈夫だろうが。メタ的におちょくるといえばこの推理小説ネタのついでに恋愛目当てにミステリーなんで邪道と言っているシーンがあってなんともいえない気分になると同時にやはり子ひつじでも謎解きメインに仙波さん佐々原の
双子を出すときは同質性を強調する場合と対照性を強調する場合があるけどこの作品はどちらかと言うと対照性を前面に押し出している一方で思考は正反対に見えて思考回路は似ているから話してると自然とツッコミ不在のコントが出来上がっていて近くにいたら楽しいだろうな。巻き込まれた方は大変そうだがと書きかけてなんとなく心当たりがあるなと思い暗黒の高校時代を思い出してみたが女子高の王子様はわからないが男子校の姫は実在すると確信に至ったことしか記憶にないのはまあそういうことなのだろう。
まあなんだかんだ言って個人手に満足度は高い作品だなと思ったが暗黒の高校時代を思うに善良な高校教師が出てくるのが唯一の不満っちゃ不満である。せっかくのスク水回が高校教師で穢れてしまったので読みながら叫びそうになったしそもそも高校に限らず教師なんて全員自分の生活さえ保障できれば生徒なんて死んでもいい言い捨てる(ニュアンスはもっとチャラけていたが実話)ような連中だし自主学習の結果理解できなかったことを弾圧するだけの自称授業(笑)しかする能力がない癖に(以下自主規制)
というわけで脱線気味になってしまったが新作の異性愛ラノベを読むのはかなーり久しぶりである種新鮮ではあったし子ひつじ6巻がもう9年前ということに時の移いを感じる2021年の6月なのであった。